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WB工法の通気口から虫・雨・雪は入らない?富山・石川で多い疑問を解説

公開日:2026/08/01(土) 更新日:2026/08/22(土) 家づくりのことWB工法・空気環境

WB METHOD / EXTERIOR PARTS

WB工法の通気口から
虫・雨・雪は入らない?
富山・石川で多い疑問を解説

空気を通しながら、虫や雨にはどう備えるのか。
WB工法の通気経路と、完成後に確認したいポイントを整理します。

WB工法についてご説明すると、よくいただくのが「壁の中に空気を通すなら、虫も入ってくるのでは?」「横殴りの雨や雪は大丈夫?」というご質問です。

とくに富山・石川では、梅雨や秋雨、冬の積雪、強風を伴う雨など、外部の通気部材にさまざまな負荷がかかります。

通気口があることと、屋外から室内へ直接つながる穴があることは同じではありません。WB工法の空気が通る経路と、虫・雨・雪への対策を分けて理解することが大切です。

先に結論

WB工法の各通気部材には、
虫の侵入を抑える網目が設けられています。

また、WB工法の通気経路は、外気が開口部からそのまま居室へ入る仕組みではありません。床下、壁の中、屋根側へ続く経路によって、空気や湿気を外へ動かします。

ただし、玄関・窓・配管・換気扇・エアコンのドレンホースなど、住宅にはほかの侵入経路もあります。WB部材だけで、住まい全体の虫や雨水の侵入を完全にゼロにできるわけではありません。

専用部材、正しい施工、外まわりの点検を一つの組み合わせとして考えることが重要です。

AIRFLOW ROUTE

WB工法では空気がどこを通る?

WB工法の通気口と聞くと、壁に開いた穴から外気が室内へ吹き込む状態を想像するかもしれません。しかし、WB工法で空気が流れる主な場所は、居室ではなく、床下や壁の中に計画された通気経路です。

SUMMER AIRFLOW

床下側の通気部材

床下の空気

壁の中の通気層

屋根側の通気部材から屋外へ

夏は、温度に反応する専用部材が開く方向へ動き、暖められた空気が上昇する性質を利用して、壁や屋根まわりの熱気・湿気を外へ逃がしやすくします。

冬は通気部材が閉じる方向へ動き、夏のように壁の中へ空気が流れ続ける状態を抑えます。

IMPORTANT POINT

「空気が通る場所」と「人が暮らす室内」は分けて考えます。

WB工法は、外部の通気口から虫や雨が一直線に居室へ入る構造ではありません。

INSECT PROTECTION

通気口から虫は入らない?

WB工法で使用する各通気部材には、虫の侵入を抑えるための網目が設けられています。空気を通しながら、外部から虫が入りにくい状態をつくるための部材です。

さらに、外部の通気部材から床下・壁内・屋根側へ続く経路であり、屋外から居室へ直接つながる給気口とは空気の通り方が異なります。

WB部材以外にも、虫の侵入経路があります

玄関・勝手口

人の出入りや荷物の搬入時に、虫が入り込むことがあります。

窓・網戸

網戸の破れ、窓の開け方、サッシとの隙間を確認します。

配管・配線まわり

外壁を貫通する部分に隙間や劣化がないか確認します。

ドレンホース

エアコンの排水ホースから虫が入る場合があります。

局所換気設備

レンジフードや換気扇の外部フードも確認対象です。

排水口・床下

封水切れや外部の環境が原因となることがあります。

家の中で虫を見つけても、すぐに「WB工法の通気口から入った」とは判断できません。
虫の種類、見つかった場所、頻度、玄関・窓・配管などの状態を順に確認します。

COMPARISON

第三種換気の給気口とは何が違う?

一般的な第三種換気は、外壁に設けた給気口から屋外の空気を室内へ直接取り入れ、排気ファンで外へ排出します。

一方、WB工法の外部通気部材は、主に床下・壁の中・屋根側へ空気を流すためのもので、第三種換気のように外気を給気口から居室へ直接取り込む仕組みではありません。

比較項目 一般的な第三種換気 認定仕様のWB HOUSE
空気の主な経路 屋外の給気口から居室へ取り入れる 床下から壁内・屋根側の通気経路へ流す
虫への対策 給気口の網・フィルターと周囲を確認 各通気部材の網目で侵入を抑える
室内との関係 給気口から室内へ直接空気が入る 外部通気部材から居室へ直接入る経路ではない
確認する場所 室内側フィルター、給気口、外部フード 外部通気部材、網目、周囲の落ち葉や積雪

丸和ホームでは、各部材に虫を抑える網目があり、外気を居室へ直接取り込む経路ではないことから、第三種換気の給気口と比べて、WB通気部材から室内へ虫が侵入するリスクは低いと考えています。

※第三種換気の給気口にも、網やフィルターが設けられています。実際のリスクは、採用製品、施工状態、清掃、網の破損、周辺環境などによって変わります。

RAIN & STRONG WIND

雨水は通気口から入らない?

外部に面する通気部材は、空気の通り道を確保しながら、通常の雨が内部へ入りにくくなるよう、部材の形状・向き・設置位置を考えて施工します。

ただし、住宅の防水は、通気部材だけで成立するものではありません。外壁、屋根、防水層、透湿防水シート、部材まわりの納まり、排水経路などを組み合わせて雨水に備えます。

空気の通り道と、雨水への対策は両立させます

  • 専用部材を指定された向き・位置で取り付ける
  • 外壁や屋根の防水層を正しく施工する
  • 万が一入った水分を、内部へためない構成にする
  • 部材まわりの隙間・変形・劣化を定期的に確認する

横殴りの雨や強風の後に確認したいこと

  • 通気部材や外部カバーに外れ・浮き・変形がないか
  • 飛来物や落ち葉が引っ掛かっていないか
  • 外壁や軒裏に普段とは異なる雨染みがないか
  • 室内側に水染み、異臭、異常な湿気がないか
  • 通気部材から異音や大きな振動音がしていないか

高い位置や屋根まわりは、ご自身で無理に確認しないでください。外れ・破損・雨染みなどが疑われる場合は、施工会社へ相談しましょう。

SNOW / LEAVES / DUST

積雪・落ち葉・ほこりへの対応

富山・石川では、虫だけでなく、冬の積雪、秋の落ち葉、道路から舞う砂やほこりも考える必要があります。

通気部材の周囲が長期間ふさがれると、設計した空気の流れを妨げる可能性があります。通気口の存在を知らずに、物を置いたり、植栽で覆ったりしないことも大切です。

外部環境 確認したいこと 対応の考え方
積雪 低い位置の通気部材が長期間雪でふさがれていないか 安全にできる範囲で周囲を確認し、部材を傷つけないようにする
落ち葉 部材の周囲や網目に落ち葉がたまっていないか 定期的に外観を確認し、無理のない範囲で周囲を清掃する
砂・ほこり 網目の目詰まりや周辺の汚れがないか 自己判断で分解せず、清掃方法を施工会社へ確認する
植栽・収納物 鉢植え、物置、タイヤなどでふさいでいないか 通気部材の周囲に必要な空間を確保する
クモの巣 部材の周囲に巣や虫の死骸がたまっていないか 届く範囲だけを安全に清掃し、破損があれば相談する

高圧洗浄や薬剤散布は自己判断で行わない

強い水圧を直接当てたり、通気部材の内部へ殺虫剤などを大量に吹き込んだりすると、網や部材を傷める可能性があります。清掃・薬剤使用の方法は、施工会社へ確認してください。

PERIODIC INSPECTION

定期点検で確認したい場所

WB工法は、全館換気用のファンや熱交換器を常時運転する工法ではありませんが、「何も点検しなくてよい家」ではありません。

通気部材の網目

破れ、外れ、変形、目詰まりがないか確認します。

部材の周囲

落ち葉、土、雪、クモの巣、植栽などでふさがれていないか確認します。

外壁・屋根まわり

ひび、浮き、破損、雨染みなど、普段と違う状態がないか確認します。

配管貫通部

エアコン配管や給排水管の周囲に隙間・劣化がないか確認します。

窓・網戸・玄関

網戸の破れ、建具の隙間、戸当たり部分の状態を確認します。

室内の変化

水染み、異臭、虫が同じ場所で繰り返し見つからないか確認します。

異常が疑われる時は、通気部材を無理に外したり、内部へ物を差し込んだりせず、施工会社へご相談ください。

CHECK BEFORE CONTRACT

住宅会社に聞きたい7つの質問

  1. 01|外部に面するWB通気部材は、どこに設置されますか?
    完成後も位置を把握できるよう、図面や現場で確認します。
  2. 02|虫の侵入を抑える仕組みはどうなっていますか?
    網目の位置、破損時の確認方法、交換の可否を質問します。
  3. 03|雨水に対して、どのような納まりになりますか?
    部材だけでなく、外壁・防水層・排水経路を含めて確認します。
  4. 04|積雪で通気部材がふさがれる可能性はありますか?
    敷地の積雪、建物配置、外構との関係を確認します。
  5. 05|入居後は、どこをどのように掃除しますか?
    居住者が行う範囲と、専門業者へ依頼する範囲を分けます。
  6. 06|強風や大雪の後は、何を確認しますか?
    破損・変形・目詰まりが疑われる場合の連絡先も確認します。
  7. 07|完成後の点検・補修体制はありますか?
    工法だけでなく、長く相談できる住宅会社かどうかも比較します。

30-SECOND SUMMARY

30秒で分かる、WB通気口と虫・雨・雪

  • WB工法の各通気部材には、虫の侵入を抑える網目がある
  • 外部通気部材から、外気が居室へ直接入る仕組みではない
  • 虫は玄関・窓・配管・ドレンホースなどからも入る可能性がある
  • 雨水対策は、通気部材・外壁・防水層・施工を組み合わせて考える
  • 積雪、落ち葉、ほこりで通気部材がふさがれていないか確認する
  • 強風・大雪の後や定期点検時に、破損・変形・目詰まりを確認する

FAQ

WB工法の虫・雨・雪についてよくある質問

Q.WB工法の通気口から虫が入ることはありますか?

各通気部材には虫の侵入を抑える網目があります。ただし、網の破損や外れ、玄関・窓・配管など別の経路もあるため、住宅全体で虫の侵入を完全にゼロにするものではありません。

Q.第三種換気より虫が入りやすいですか?

WB工法は、外気を給気口から居室へ直接取り込む第三種換気とは空気の経路が異なります。各通気部材に網目があり、外部通気口から室内へ直接つながる仕組みではないため、丸和ホームではWB部材から室内へ侵入するリスクは低いと考えています。

Q.横殴りの雨が通気口から入ることはありませんか?

通気部材の形状・向き・設置位置と、外壁・防水層・排水経路を組み合わせて雨水に備えます。ただし、破損や施工不良まで含めて「絶対に入らない」とは断定できません。強風後に異常があれば施工会社へご相談ください。

Q.雪で通気口がふさがれても大丈夫ですか?

一時的に雪が接する場合と、長期間完全にふさがれる場合は分けて考えます。積雪後は安全に確認できる範囲で周囲の状態を見て、部材を傷つけないようにしてください。設計時には地域の積雪も含めて配置を確認します。

Q.通気口は自分で掃除できますか?

手が届く範囲で、周囲の落ち葉やクモの巣などを確認することはできます。ただし、部材の分解、高圧洗浄、強い薬剤の使用は避け、詳しい清掃方法を施工会社へ確認してください。

Q.家の中で虫を繰り返し見つけた場合はどうすればよいですか?

虫の種類、見つかった場所、時間帯、頻度を記録し、玄関・窓・網戸・配管・ドレンホースなどを確認します。原因が分からない場合や同じ場所で繰り返し見つかる場合は、施工会社や専門業者へご相談ください。

CONCLUSION

まとめ|専用部材と正しい施工、完成後の確認が大切

  • WB通気部材には、虫の侵入を抑える網目が設けられている
  • 外部通気口から外気が居室へ直接入る構造ではない
  • 虫の侵入経路は、玄関・窓・配管など住宅全体で確認する
  • 雨水対策は、通気部材だけでなく外壁・防水施工まで含めて考える
  • 積雪・落ち葉・ほこりによる目詰まりにも注意する
  • 強風・大雪の後と定期点検時に外まわりを確認する

WB工法は、外部に大きな穴を開けて室内へ風を入れる工法ではありません。専用部材を使用し、床下・壁内・屋根側へ計画された通気経路をつくる工法です。

「虫が絶対に入らない」「雨や雪の影響を一切受けない」と断定するのではなく、侵入を抑える仕組み、正しい施工、定期的な確認まで含めて判断することが、長く安心して暮らすことにつながります。

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※本記事は、認定仕様に適合した通気断熱WB工法における、虫・雨・雪への一般的な考え方を説明したものです。部材の種類、設置位置、清掃・点検方法は建物の設計条件や採用仕様によって異なります。実際の建物では、図面・施工内容・取扱方法を施工会社へご確認ください。