「誰だよ、また26度にしたの…寒いってば!」
「え?暑いんだけど。汗かいてるし」
「じゃあ28度にして扇風機つけようよ」
──夏のリビング、**“エアコン戦争”**が今年も勃発していませんか?
家族みんなで暮らす家では、「ちょうどいい温度」って意外と難しいもの。
今回は、温度設定で揉めないための暮らし方のコツと、家づくりでできる工夫をご紹介します。
【1】体感温度は人によって違う!争いの元は“感覚のズレ”
暑がりのパパ、冷え性のママ、ずっと動いてる子ども…。
同じ部屋にいても、人によって「ちょうどいい」が違うんです。
実は、体感温度は以下の要素で変わります:
-
代謝(筋肉量)
-
着ている服の素材や量
-
座っている場所(冷気の当たり具合)
-
床の素材(フローリング vs 畳)
だから、「温度設定」で争うのは、ちょっとナンセンスかもしれません。
【2】家族が争わない温度管理のコツ
サーキュレーター or 天井ファンを活用
→ 空気のムラをなくして「全員が快適」に近づける
→ エアコン温度は28度くらいでも十分涼しく感じます
冷えが気になる人には“ひざ掛け or 羽織りもの”を
→ エアコンを切るのではなく、調整できる選択肢を増やす 家の中でも“ゾーニング”を
→ 「寝室は25度」「リビングは27度」など、部屋ごとに温度を変える工夫
→ 最近は2台のエアコンをうまく使う家も増えています
【3】そもそも、エアコンに頼りすぎない家にするには?
家づくり・リフォームの段階で、実はエアコンの使い方は大きく変えられます。
高断熱・高気密にすると…
-
外の熱が入りにくく、室温が安定する
-
エアコン1台で家中を快適にする「全館空調」も可能
遮熱対策(窓・外構)をすると…
-
強烈な日差しを室内に入れない工夫で、温度上昇を抑える
-
直射日光を避けるだけでも、冷房効率が格段に上がります
おわりに
「エアコンの温度設定」で毎日バトルするのは、ちょっと疲れますよね。
家族みんなが気持ちよく過ごせるためには、家の性能と暮らしの工夫の両方が大切です。
争いを防ぐ一番の方法は、“空気のケンカ”が起きない家にすること。
今年の夏は、「ちょうどいいね」と笑える家を、一緒に考えてみませんか?
営業 宮本