マイホームづくりは、夢が膨らむ楽しい時間ですよね。しかしその一方で、「実際に住んでみたら、こうしておけばよかった…」という後悔の声も少なくありません。
「間取りを考えるのって、すごく難しそう…」と感じる方もいるかもしれませんね。
でも大丈夫です! 実は、多くの方が経験しがちな間取りの失敗例を事前に知っておくことで、あなたの家づくりを後悔なく、成功へと導くことができるんです。
今回は、実際によくある「こんなはずじゃなかった…」という失敗例を挙げながら、それを防ぐためのポイントとチェックリストを具体的にご紹介していきます!
収納が足りない
【失敗例】
・各部屋にクローゼットをつけたけれど、生活してみたら足りなかった
・掃除機の置き場所がない
・廊下や洗面所に収納がなく、物があふれてしまった
【対策ポイント】
・収納は「何を・どこに・どれくらい」しまいたいかを明確に考える
・分散型ではなく、ファミリークローゼットや土間収納など“集約型収納”も検討
・生活動線上に収納があるかを確認する(洗面所、玄関、キッチン横など)
家事動線がバラバラ
【失敗例】
・ランドリースペースとサンルーム、脱衣所が離れており毎日が大変
・買い物帰り、キッチンに行くまでに荷物を持って長距離移動
・家族の行き来がぶつかりやすい動線
【対策ポイント】
・「脱ぐ→洗濯する → 干す → たたむ → しまう」の動線を事前にシミュレーション
・買い物動線(玄関→キッチン)は短い方が負担が減る
・回遊性(行き止まりのない動線)を意識すると家事ストレスが減る
プライバシーが守れない
【失敗例】
・玄関からリビングが丸見え
・脱衣所やトイレの位置が玄関から近すぎる
・隣家や道路からの視線が気になる
【対策ポイント】
・視線のコントロールができる配置や間仕切りを検討
・外から見えやすい場所にはすりガラスや目隠し壁、樹木などを設置
・間取り図だけでなく、敷地と合わせた配置計画を重視する
コンセントの位置が使いにくい
【失敗例】
・リビングに掃除機の充電場所がなく、コードタイプの掃除機だと掃除が不便
・ダイニングテーブルでホットプレートを使うのに延長コードが必要
・ベッドを置いたら枕元にコンセントがなかった
【対策ポイント】
・家電を使う場所・家具のレイアウトを想定して位置を決める
・冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤー、加湿器、掃除機の充電など、コンセントが必要なものを書き出す
将来の変化に対応できない
【失敗例】
・子ども部屋を将来2つに分けたかったが、ドアや照明・コンセントの位置が分けづらかった
・親との同居を考えた時、1階に部屋がなくて困った
【対策ポイント】
・家族構成やライフステージの変化を10年単位で想像する
・子ども部屋を間仕切りしやすい設計にする(照明・スイッチ・収納も2部屋分)
・1階に将来的に使える洋室(または畳コーナー)を検討する
打ち合わせで確認したいチェックリスト
・家事の流れはスムーズか?
・収納は「量」より「中身」と「場所」で考えているか?
・家族や来客とのプライバシーが守られているか?
・コンセントは家具・家電の使い方に合っているか?
・10年後も今の間取りで暮らしやすいか?
最後に
図面だけでは気づきにくい“暮らしのリアル”を考えていくことが大切です。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うことこそ、打ち合わせでどんどん話してくださいね!
営業 森内