「仕事から帰ってきてからの家事が、本当に大変…」
「夫婦で家事を分担したいけど、やり方がそれぞれ違ってうまくいかないことも……」
こんな悩みを抱えている共働き夫婦の方は、多いのではないでしょうか?
限られた時間の中で家事と育児、仕事を両立させるのは、本当に至難の業ですよね。
でも、諦めないでください!
実は、間取りの工夫で、毎日の家事負担を劇的に減らし、夫婦の協力体制をスムーズにすることができるんです。
今回は、共働き夫婦のリアルな悩みを解決する「家事シェア・家事時短を叶える間取りの秘密」をご紹介します。
1. 洗濯が楽になる!「一直線」の効率動線
毎日の洗濯は、時間も手間もかかります。この手間を最小限にするには、洗濯に関する作業を「一直線」で行えるような動線がポイントです。
- 洗う→干す→畳む→しまう
- 浴室・洗面室とランドリールームの連携: 洗濯機を置く洗面室のすぐ近くに、室内干しができるランドリールームやサンルームを設ける。
- ファミリークローゼットとの連携: ランドリールームのすぐ隣に、家族全員の衣類を収納できるファミリークローゼットがあれば、乾いた洗濯物をその場でたたんでしまえます。各部屋に運ぶ手間が省け、時短になります。
2. 食事の準備も片付けもスムーズに!キッチン中心の回遊動線
料理から配膳、片付けまで、キッチン周りは家事の要です。動きの無駄をなくすことで、家事ストレスを大幅に軽減できます。
- キッチンからパントリーへのアクセス: 買い出しから帰ってきてすぐに食材を収納できるパントリーがキッチンに隣接していれば、重い荷物を運ぶ手間が省けます。
- キッチンとダイニングの距離: 配膳や片付けがしやすいように、キッチンとダイニングの距離を近く、または横並びに配置する間取りも人気です。
- キッチンと洗面室の配置: 料理をしながら洗濯機を回したり、お風呂の準備をしたりできるよう、キッチンと洗面室を近くに配置する「水回り集中型」も効率的です。
3. 家事の強い味方!「ロボット掃除機」が活躍する間取り
忙しい方にととって、お掃除ロボットは頼れるパートナー!彼らが隅々まで活躍できる間取りは、日々の掃除負担を大きく減らします。
- 段差を少なくする: ロボット掃除機がスムーズに移動できるよう、室内はできるだけ段差をなくしたバリアフリー設計にしましょう。
- 収納場所の確保: 基地となる充電ステーションの場所をあらかじめ決め、コンセントも確保しておけば、いつでもサッと動き出せます。
- 家具の配置: ロボット掃除機が通りやすいように、家具の配置を工夫したり、脚付きの家具を選んだりすることもポイントです。
4. 家族のコミュニケーションも深まる「リビング・ダイニングの工夫」
家事の効率化だけでなく、家族の時間を大切にする空間作りも、共働き夫婦にとっては重要です。
- オープンなLDK: 料理をしながらリビングにいる子どもの様子を見守ったり、夫婦で会話を楽しんだりできるオープンなLDKは、家事と育児、コミュニケーションを両立させます。
- スタディコーナーの設置: リビングの一角に簡単なカウンターを設ければ、子どもが宿題をしたり、親が仕事の続きをしたりと、家族がそれぞれ好きなことをしながらも繋がりを感じられる空間になります。
まとめ:間取りの工夫で、もっと笑顔の毎日に!
共働き夫婦にとって、家事は日々の大きな負担になりがちです。しかし、家づくりの段階で「家事シェア」「家事時短」を意識した間取りを取り入れることで、その負担を劇的に減らし、夫婦の協力体制をスムーズにすることができます。
家事がラクになれば、心にも時間にもゆとりが生まれます。そのゆとりが、家族との大切な時間を増やし、夫婦の会話を増やし、結果として家族みんなの笑顔に繋がるはずです。
丸和 森内