朝は少し肌寒いから長袖にしたのに、昼には汗をかいて「やっぱり半袖にすればよかった…」と後悔。
夜はまた冷え込んできて、布団をかけたり脱いだりの繰り返し。
そんな“半袖か長袖か迷う季節”は、体調を崩しやすい時期でもあります。
実はこの過ごしにくさ、住まいのつくり方や整え方で和らげることができるんです。
【1】季節の変わり目が不快に感じやすい理由
秋の初めは「昼は30℃近いのに、夜は20℃を下回る」など、1日の気温差が大きいのが特徴です。
これに加えて、湿度や日射の強さも不安定。
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朝晩 → 外気温が下がり、床や壁から「ひんやり感」
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昼間 → 西日や残暑で「もわっと暑さ」
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夜 → 熱がこもって寝苦しい or 放射冷却で寒い
この“気温と湿度のジェットコースター”が、住まいと体に影響を与えています。
【2】暮らしの工夫で快適にする
まずは、すぐにできる小さな工夫から。
湿度を一定に保つ
秋は「乾燥」と「残暑の蒸し暑さ」が日替わりでやってきます。
除湿機や加湿器を併用し、**湿度40~60%**を目安に。
インテリアで季節を調整
ラグやカーテンを秋冬向けにチェンジ。視覚的にも体感的にもぬくもりがプラスされます。
窓を上手に使って換気
外が気持ちいい時期は窓を開けて風を入れましょう。
ただし、対角線の窓を開けて空気を流すのがポイント。網戸や通風口を組み合わせれば虫対策にも。
【3】家づくりで解決できる“季節の変わり目問題”
将来の家づくりやリフォームで考えたいのが、そもそも家の性能で気温差の影響を受けにくくすること。
高断熱・高気密で「室温を安定」
外気温が大きく変化しても、室内温度が急に上下しにくくなります。
冷暖房に頼りすぎずに快適をキープ。
窓の性能を高める
Low-E複層ガラスや内窓を導入すれば、夏の西日対策&冬の冷気対策の両方に効果的。
通風設計で秋の自然を楽しむ
「窓の位置と高さ」を工夫するだけで、自然の風がよく通る家に。
季節の良い時期にエアコンをオフにできるのは大きな魅力です。
【4】“半袖か長袖か迷わない家”をめざして
服装の調整で迷う季節は、家の中も「ちょうどいい」をつくるのが難しいもの。
でも、暮らしの工夫と家の性能を掛け合わせれば、快適さはぐっとアップします。
「今日は半袖にする?長袖にする?」
そんな迷いすら楽しめるような、居心地のよい家づくりを考えてみませんか?
営業 宮本