宮本 秀生 自己紹介へ

雨が多い季節に向けて外壁・屋根チェック

公開日:2025/09/09(火) 更新日:2025/09/08(月) 家づくりのこと

秋は台風や秋雨前線の影響で、雨の日が続きやすい季節です。そんな時期に気をつけたいのが、住まいの外壁や屋根。小さなヒビ割れや部材のズレを放っておくと、雨漏りやカビの原因になり、最終的には大きな修繕費用につながってしまいます。
本格的な長雨シーズンが始まる前に、ぜひ外まわりのチェックをしてみましょう。


1. 屋根チェックのポイント

屋根は普段目に入りにくい部分ですが、雨漏りトラブルの大半は屋根から始まります。

  • 瓦やスレートのズレ・ひび割れ
     強風や経年劣化でズレたり割れたりしていることがあります。小さな隙間からでも雨は浸入します。

  • 棟板金(屋根のてっぺん部分)の浮きやサビ
     釘の緩みや錆が進むと、台風時に外れてしまうことも。

  • 雨樋の詰まり
     落ち葉や泥が詰まると、水があふれて外壁を傷めたり、基礎部分に水がたまりやすくなります。

※屋根の点検は危険を伴います。無理に登らず、双眼鏡で見たり、専門業者に依頼するのが安心です。


2. 外壁チェックのポイント

外壁は家全体を守る“鎧”の役割。小さな異常を見逃さないことが長持ちの秘訣です。

  • ヒビ(クラック)の有無
     細かいヘアクラックでも、雨水が入り込むと劣化が早まります。

  • コーキング(目地)の劣化
     サイディングの継ぎ目に使われるゴム状の部分。割れや隙間があると雨水が侵入します。

  • 塗装の剥がれやチョーキング現象
     壁を手で触ると白い粉がつく現象は、防水性能が低下しているサインです。


3. 点検のタイミング

  • 雨が降る前の晴れた日がベスト。

  • 台風シーズン前の9〜10月は点検のチャンス。

  • 高所や自分で確認できない部分は、専門業者に相談しましょう。


4. 放置するとどうなる?

外壁や屋根の劣化をそのままにすると…

  • 雨漏り → 天井や壁紙にシミができ、見た目も不快に。

  • カビ・ダニの発生 → 健康被害や室内空気の悪化につながります。

  • 修繕費用の増大 → 早めなら部分補修で済むのに、遅れると大規模工事が必要に。

「ちょっと気になるけど大丈夫かな?」と思ったら、その時点でチェックするのが住まいを守る第一歩です。


まとめ

秋の長雨に備えて、外壁や屋根のチェックはとても大切です。普段は意識しにくい部分ですが、ひと手間かけることで雨漏りや劣化を未然に防ぎ、住まいを長持ちさせることができます。

「自分で確認するのは難しい」「プロの目でしっかり診てもらいたい」という方は、ぜひ専門業者へ点検を依頼してみてください。早めのチェックと対応が、家と家族を守る安心につながります。

 

営業 宮本

 

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