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富山で太陽光発電は元が取れる?電気代・雪・蓄電池と9.56kW施工事例を解説

公開日:2026/11/01(日) 更新日:2026/11/01(日) 家づくりのこと

SOLAR POWER IN TOYAMA

富山で太陽光発電は元が取れる?
電気代・雪・蓄電池と9.56kW施工事例を解説

雪や曇りの日が多い富山でも、太陽光発電は有効なのでしょうか。
富山県の公表データと、富山市婦中町の新築施工事例をもとに分かりやすく解説します。

富山市婦中町のWB工法住宅に設置した9.56kW太陽光発電システム

富山市婦中町の新築WB工法住宅。金属屋根に21枚、合計9.56kWの太陽光パネルを設置しました。

FIRST ANSWER

結論|富山でも太陽光発電は有効。ただし、すべての家に必要とは限りません

富山は雪や曇りの日が多いため、太陽光発電に向いていないと思われがちです。しかし、富山県の公表データでは、太陽光パネル1kW当たりの年間発電量は富山が1,171kWh、東京が1,226kWhで、大きな差はありません。

一方で、屋根の向きや形、周囲の影、設置費用、電気の使い方によって導入効果は変わります。「富山だから載せない」「太陽光なら必ず得」と決めつけず、住宅ごとに発電量と費用を試算することが大切です。

TOYAMA & SOLAR POWER

雪が多い富山でも、年間発電量は東京と大きく変わりません

富山県によると、富山は冬の積雪で発電量が減る一方、4月から9月にかけては東京より多く発電する時期があり、年間合計では東京とほぼ同じ水準とされています。

富山県

1,171kWh

パネル1kW当たりの年間発電量

東京都

1,226kWh

パネル1kW当たりの年間発電量

富山の年間発電量は、この比較では東京の約95.5%です。今回の9.56kWの設備に県の年間発電量を単純に当てはめると、年間約11,200kWhに相当します。ただし、これは地域平均を用いた参考計算であり、実際の発電量を保証するものではありません。

発電量は、屋根の方位・勾配・周囲の影・積雪・機器の性能などで変わります。雪の降る数日だけを見るのではなく、1年間の発電量で比較することが大切です。

出典:富山県「太陽光発電のススメ」

ELECTRICITY PRICE

北陸の電気料金は大きく上昇。将来の価格も一定とは限りません

北陸電力は、豊富な水資源を生かした水力発電比率の高さが特徴で、その比率は旧一般電気事業者の中でトップとされています。一方、燃料価格や為替の影響を受け、2023年6月には家庭向け規制料金を改定しました。

2023 PRICE REVISION

平均39.7%

北陸電力の規制料金改定率。値上げを実施した大手7社の中で最大でした。

その後は、燃料価格の変化や国の負担軽減策により月々の請求額が調整されています。しかし、電気料金には基本料金・電力量料金だけでなく、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金なども含まれます。

2026年度の再エネ賦課金は1kWh当たり4.18円です。月400kWhを使用する家庭では、賦課金だけで月1,672円、年間20,064円が目安になります。

今後も必ず値上がりする、という意味ではありません

将来の電気料金を正確に予測することはできません。ただし、燃料価格、為替、送配電費用、再エネ賦課金、国の支援策などによって変動する可能性は続きます。太陽光発電は、値上がりを予想して利益を得るためではなく、電力会社から買う電気の量を減らし、家計の変動を抑えやすくする選択肢の一つです。

参考:資源エネルギー庁「電気料金の改定について」 / 北陸電力「電気料金の改定について」

CASE STUDY

富山市婦中町|WB工法と太陽光発電を組み合わせた新築住宅

今回ご紹介するのは、富山市婦中町でお引き渡しした通気断熱WB工法の住まいです。お施主様が目指されたのは、建築時の価格だけでなく、住み始めてからの光熱費や維持費まで考える「資産構築型」の家づくりでした。

家づくりを始める前から、YouTubeで平松建築や「太陽お兄さん」の動画をご覧になり、新築時には必ず太陽光発電を載せたいという明確なご希望をお持ちでした。

WB工法で室内と壁の中の空気・湿気を考えながら、屋根では電気をつくる。建物とエネルギーを別々にせず、住んだ後の暮らしまで一緒に考えた事例です。

建築地 富山市婦中町
建物 新築一戸建て・通気断熱WB工法
太陽光パネル カナディアン・ソーラー
設置容量 9.56kW
パネル枚数 455W×21枚
パワーコンディショナー 4.4kW×2台
蓄電池 設置なし
施工連携 株式会社EX-World
パネル出力保証30年
システム保証15年
工事保証10年

※保証内容は採用するメーカー・機種・契約時期によって異なります。

SELF-CONSUMPTION

これからは「売る」だけでなく、発電した電気を自宅で使う

2026年度に認定を受ける住宅用太陽光発電(10kW未満)は、初期投資支援スキームにより、売電価格が1~4年目は24円/kWh、5~10年目は8.3円/kWhと設定されています。

売電価格は認定年度や期間によって変わります。太陽光発電は売電収入だけで考えず、電力会社から買うはずだった電気を、自宅でつくった電気に置き換える「自家消費」まで含めて検討することが大切です。

昼間の冷暖房在宅中のエアコンに発電した電気を使う
家事の時間調整洗濯機や食洗機を発電時間帯に動かす
エコキュート昼間にお湯をつくる運転も検討する
EVへの充電将来は移動に使う電気も自宅でつくる

出典:経済産業省「2026年度以降のFIT・FIP制度における買取価格等」

SNOW AREA CHECK

雪国の屋根は、発電量以外の確認も大切です

富山で太陽光発電を計画する場合は、発電量だけでなく、建物・屋根・外構まで一緒に確認します。

確認項目 確認する内容
積雪荷重 建物と屋根が受ける雪の重さを構造計画で確認する
落雪方向 玄関、道路、隣地、カーポートへの落雪リスクを確認する
屋根材と金具 屋根材に適した取付方法と防水処理を確認する
方位と影 建物、電柱、樹木などによる影を含めて配置を検討する
点検性 パネルや配線、パワーコンディショナーを点検しやすくする

BATTERY & V2H

蓄電池は必須ではありません。経済性と災害時の安心を分けて考えます

太陽光発電を設置するからといって、蓄電池も必ず必要になるわけではありません。蓄電池は初期費用が加わるため、電気代削減だけで一律におすすめできる設備ではありません。

一方、停電時に冷蔵庫、照明、スマートフォンの充電などへ電気を供給できることは、大きな安心につながります。「何年で元が取れるか」だけでなく、「災害時にどこまで備えたいか」も含めて判断します。

導入方法 主な目的 考え方
太陽光のみ 自家消費・売電 初期費用を抑えながら、昼間の購入電力を減らす
太陽光+蓄電池 夜間利用・停電対策 経済性だけでなく、防災面の価値も含めて判断する
太陽光+V2H EV充電・非常用電源 EVを所有している方、購入予定の方が検討しやすい

婦中町の施工事例では、まず9.56kWの太陽光発電を設置し、蓄電池は採用していません。必要な設備は、ご家族の予算、在宅時間、電気使用量、停電への備え方によって変わります。

PROFESSIONAL SUPPORT

丸和ホームと「太陽お兄さん」が、建物とエネルギーを一緒に考えます

丸和ホームは、YouTube「太陽お兄さんの絶対節電チャンネル」を運営する株式会社EX-Worldと業務提携しています。これまでにEX-Worldを通じて2件の太陽光発電計画を進め、そのうち1件が今回ご紹介した富山市婦中町の住まいです。

EX-Worldは複数メーカーの太陽光パネル、蓄電池、V2Hを取り扱っています。特定の商品だけを当てはめるのではなく、屋根の形状、設置できる面積、ご家族の電気使用量に合わせて、効率のよい商品と配置を比較できる点が強みです。

MARUWA HOME

建物・屋根・工程を確認

建物図面、屋根形状、構造、配線、工事時期を確認し、EX-Worldと必要な情報を共有します。

EX-WORLD

商品・容量・収支を検討

複数メーカーから商品を選び、発電シミュレーションと見積りを分かりやすくご案内します。

ONLINE SUPPORT

専門家へ直接質問

お客様とEX-Worldがオンラインで直接やり取りするため、メーカーや蓄電池などの疑問を専門家へ質問できます。

建物図面や工事工程のやり取りは丸和ホームが行うため、お客様が住宅会社と太陽光施工会社の間で何度も調整する負担を減らせます。ご提案から施工、保証書、導入後の相談まで連携して進めます。

株式会社EX-World・太陽お兄さんの公式サイトを見る

WHO IS IT FOR?

太陽光発電が向いている家・慎重に考えたい家

向いている可能性が高い家 慎重に考えたい家
日当たりのよい屋根面がある 周囲の建物や樹木で大きな影ができる
長く住み続ける予定がある 短期間で住み替える可能性がある
オール電化やEVを検討している 設置できる屋根面積が極端に少ない
昼間にも一定量の電気を使う 初期費用を最優先で抑えたい
将来の電気代変動に備えたい 発電量や維持費を確認せずに決めようとしている

CONCLUSION

太陽光を載せるかではなく、わが家に合うかを確認しましょう

  • 富山の年間発電量は東京と大きく変わらない
  • 北陸の電気料金は大きく上昇した経緯がある
  • 将来の電気料金は燃料価格や為替、賦課金などで変動する
  • 売電だけでなく、自家消費で買う電気を減らすことも考える
  • 蓄電池は必須ではなく、防災面も含めて判断する
  • 複数メーカーから屋根と暮らしに合う設備を比較する

丸和ホームでは、太陽光発電を売ることを目的に一律でおすすめするのではなく、屋根、住宅性能、電気の使い方、費用、将来の暮らしまで確認したうえでご提案します。

FAQ

富山の太陽光発電についてよくある質問

Q.富山は雪が多くても太陽光発電できますか?

はい、設置できます。富山県の公表データでは、1kW当たりの年間発電量は富山が1,171kWh、東京が1,226kWhです。ただし、積雪中や悪天候時は発電量が下がるため、年間発電量と屋根条件で判断します。

Q.太陽光発電を付ければ、必ず元が取れますか?

必ず回収できるとは断定できません。設置費用、発電量、自家消費率、売電価格、点検やパワーコンディショナー交換などを含めて確認します。複数の条件でシミュレーションすることが大切です。

Q.蓄電池も一緒に設置した方がよいですか?

太陽光発電と必ずセットにする必要はありません。電気代削減を重視する場合と、停電時の非常用電源を重視する場合では判断が変わります。費用、容量、保証、停電時に使いたい機器を確認して検討します。

Q.太陽光発電だけでも停電時に電気を使えますか?

自立運転機能を備えたパワーコンディショナーで、発電している昼間に専用コンセントから利用できる場合があります。ただし、夜間や発電量の少ない時間帯は使用できません。使用できる容量や操作方法は機器ごとに確認が必要です。

Q.太陽光パネルの雪下ろしは必要ですか?

屋根上での雪下ろしは転落やパネル破損の危険があるため、自己判断で行わないでください。積雪量、屋根勾配、パネル配置、落雪方向を設計時に確認し、必要な場合は施工会社へ相談します。

Q.メーカーによって太陽光パネルは違いますか?

出力、パネル寸法、保証、価格、外観などが異なります。屋根形状によっては、同じ面積でもメーカーやパネル寸法により設置できる容量が変わるため、複数メーカーを比較することが有効です。

Q.新築時と入居後では、どちらで設置する方がよいですか?

新築時は、屋根形状、配線、パワーコンディショナーの位置、将来の点検まで建物と一緒に計画できます。入居後の設置も可能ですが、新築時から検討すると工事の調整をまとめやすくなります。

Q.丸和ホームで太陽光発電もまとめて相談できますか?

はい。丸和ホームが建物図面と工事工程を確認し、提携するEX-Worldが商品選定、発電シミュレーション、見積り、オンライン説明を行います。住宅と太陽光発電をまとめてご相談いただけます。

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※発電量、売電収入、電気代削減額、投資回収期間は、地域、屋根条件、設置容量、機器、天候、電気料金、使用状況などによって変わります。本記事は特定の発電量や経済効果を保証するものではありません。

※電気料金、売電価格、補助制度、保証内容は変更される場合があります。導入時点の最新情報と各メーカー・自治体の条件をご確認ください。記事内情報は2026年11月1日時点で確認しています。

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