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現場レポート:気密測定

公開日:2024/12/18(水) 更新日:2026/10/25(日) 家づくりのこと

AIRTIGHTNESS MEASUREMENT

新築住宅の気密測定とは?
C値の意味と実際の測定現場をご紹介

富山県で家を建てるなら知っておきたい
気密性能と測定結果の見方

今回は「気密測定」の現場に密着したいと思います。

「C値」という言葉を耳にする機会が増え、新築をご検討中のお客様からも 「丸和ホームのC値はいくつですか?」というご質問をいただきます。

丸和ホームでは複数の住宅工法を採用しており、 気密性能は工法や建物の設計・施工条件によって異なります。

過去に建築したプレウォール工法(モノコック構造)のモデルハウスでは、 C値0.10㎠/㎡を記録した実績があります。

ただし、この数値は特定のモデルハウスの実測結果であり、 丸和ホームが建築するすべての住宅の共通値ではありません。

今回は、C値とは何か、どのように測定するのか、 実際の測定結果を交えながら詳しくご紹介します。

青空と雲のイメージ

POINT

C値は住宅の隙間の程度を表す数値

C値は、住宅の延べ床面積などに対する相当隙間面積を表す指標です。 一般に、数値が小さいほど測定時の隙間が少ないことを示します。 ただし、C値だけで住宅全体の断熱性能や快適性が決まるわけではありません。

新築住宅における気密測定とは?

住宅の気密性とは、建物の隙間を通じて空気が出入りしにくい程度を指します。 その気密性能を実際に測定するのが「気密測定」です。

専用の送風機を使用して建物の内外に気圧差を生じさせ、 空気の漏れ具合を調べることで、相当隙間面積を求めます。

この測定によって算出される指標の一つが、 C値(相当隙間面積を床面積で除した値)です。 単位は㎠/㎡で表します。

気密性が重要な3つの理由

1.冷暖房効率への影響

建物の意図しない隙間から空気が出入りすると、 冷暖房した室内の空気が外へ逃げたり、 外気が室内へ入り込んだりする原因になります。

気密性を確保することは、 断熱性能を活かし、冷暖房効率を高めるうえで大切な要素です。

2.室内の快適性

隙間風を抑えることは、冬の冷気の侵入を軽減し、 室内の温熱環境を整えることにつながります。

ただし、実際の快適性には断熱性能、 窓の配置、日射、空調・換気計画なども関係します。

3.換気計画と湿気対策

気密性は、計画した経路で換気を行うためにも重要です。 意図しない隙間が多いと、空気が予定外の場所から出入りし、 換気計画に影響する場合があります。

また、壁内への空気の漏れは結露リスクに関係するため、 気密施工と合わせて適切な防湿・通気・換気計画が求められます。

窓まわりに発生した結露やカビのイメージ

実際の気密測定はどのように行う?

1.測定の準備

測定に先立ち、窓や外部に面するドアを閉じ、 換気口・配管まわりなどを所定の測定方法に従って処理します。

気密測定では、どの開口部を閉じるか、 どこを測定対象に含めるかなどの条件が重要です。

2.測定装置の設置

専用の測定装置を建物の開口部に設置します。 装置のファンを使用して、建物内外に気圧差をつくります。

3.測定の実施

ファンによって生じた気圧差と空気の流量を測定し、 建物全体の相当隙間面積を算出します。

その結果を床面積で除した数値がC値です。 測定中には、必要に応じて漏気しやすい箇所の確認も行います。

専用機器を使用した新築住宅の気密測定風景

丸和ホームの実際の気密測定結果

ACTUAL MEASUREMENT

プレウォール工法の住宅における測定事例

C値 0.10 ㎠/㎡

延床面積:119.14㎡
構造:木造2階建て
使用機材:KNS-5000C型

今回ご紹介する測定事例では、 C値0.10㎠/㎡という結果が得られました。

この結果は、測定時点で建物の隙間が少ない状態だったことを示しています。

なお、C値0.10という数字は、この住宅の個別の実測結果です。 丸和ホームのすべての住宅が同じ数値になるという意味ではなく、 また、WB工法を採用した住宅のC値を示すものでもありません。

丸和ホームの新築住宅で測定したC値0.10の気密測定結果

C値0.5以下はZEHの必須基準?

ZEHでは、断熱性能や一次エネルギー消費量などの要件が設けられていますが、 全国一律に「C値0.5以下」を必須とする基準ではありません。 C値は住宅の気密性を把握するための指標として、 ZEHの認定要件とは分けて考える必要があります。

WB工法の住宅でも、同じC値になりますか?

丸和ホームでは、一般的な高気密住宅のほかに 通気断熱WB工法による家づくりも行っています。

WB工法は温度に応じて開閉する通気部材を備えているため、 気密測定を行う際には、通気部材が開いた状態なのか、 閉じた状態なのかを確認することが重要です。

測定条件が異なるC値を、そのまま比較して 住宅性能の優劣を判断することはできません。

また、C値は気密性能を表す指標であり、 換気性能や壁内の湿気対策そのものを示す数値ではありません。

WB工法については、断熱性や耐震性に加えて、 通気部材の仕組みや換気方式、壁内結露への対策も 総合的に確認することが大切です。

丸和ホームの通気断熱WB工法について詳しく見る →

気密測定を行うメリット

1.施工結果を数値で確認できる

気密性は設計だけでなく、実際の施工によって左右されます。 測定によって、完成した建物の気密性能を数値として確認できます。

2.漏気箇所の確認につながる

測定と併せて隙間が生じやすい箇所を調べることで、 気密施工の確認や必要な改善に役立てることができます。

3.性能を比較する際の判断材料になる

住宅会社の気密性能を比較するときに、 測定した住宅や測定条件が明らかなC値は参考になります。

ただし、気密性は住宅性能の一部です。 C値だけで冷暖房費、室内の健康環境、建物の耐久性まで 一律に判断できるわけではありません。

住宅会社を比較する際の3つのチェックポイント

  1. C値が実測値か確認する
    平均値なのか、特定の住宅の結果なのか、 実際に測定した数値なのかを確認しましょう。
  2. 工法と測定条件を確認する
    採用した工法、測定した時期、 通気部材や換気口の取り扱いなどを確認しましょう。
  3. 断熱・耐震・換気・保証も比較する
    UA値・断熱等級・耐震等級・構造計算方法に加えて、 換気計画や建築後の保証・点検体制も確認しましょう。

設計図面を確認する住宅設計者のイメージ

丸和ホームの住宅性能とアフターサポート

丸和ホームでは、新築注文住宅の標準性能として、 耐震等級3・許容応力度計算・断熱等級6を採用しています。

また、建てた後の安心を支える仕組みとして、 対象となる新築注文住宅には 株式会社住宅あんしん保証の新築住宅20年瑕疵保険を標準採用しています。

加えて、1年・2年・5年・10年、その後も5年ごとを目安とした 生涯無料点検を行っています。

20年瑕疵保険は、自由設計の注文住宅・セミオーダー住宅Q-et・ WB工法を採用した注文住宅を標準対象とする制度です。 建売住宅は、この20年瑕疵保険の標準対象外です。

保証の対象や条件、無料点検と有償補修の違いなどは、 以下の関連ページで詳しくご案内しています。

丸和ホームの標準性能を見る →

アフターサポート・無料点検について →

気密測定についてよくある質問

Q.C値はいくつなら高気密住宅ですか?

C値は小さいほど隙間が少ないことを示しますが、 全国のすべての住宅に共通する「高気密住宅」の一律の判定基準があるわけではありません。 数値に加えて測定条件や工法も確認することが大切です。

Q.丸和ホームのC値はいくつですか?

工法や住宅ごとの条件によって異なります。 過去に建築したプレウォール工法のモデルハウスでは C値0.10㎠/㎡を記録した事例がありますが、 全棟の平均値や保証値ではありません。

Q.断熱等級6なら気密性能も高いですか?

断熱等級とC値は異なる指標です。 断熱等級6を満たしていても、 それだけで特定のC値が保証されるわけではありません。

Q.WB工法のC値は通常の高気密住宅と比較できますか?

WB工法では通気部材の開閉状態など、 測定条件を確認する必要があります。 条件が異なる数値だけを比較して住宅性能の優劣を判断することは適切ではありません。

Q.ZEH住宅にはC値0.5以下が必要ですか?

ZEHの全国共通の必須要件として C値0.5以下が定められているわけではありません。 ZEHの要件と住宅の気密測定結果は分けて確認しましょう。

まとめ|C値だけでなく住宅全体の性能を確認しましょう

気密測定は、住宅の隙間の程度を数値で確認できる重要な検査です。 ただし、C値が小さいことだけで住宅の快適性や省エネ性、 耐久性がすべて決まるわけではありません。

富山県で住宅会社を選ぶ際には、 断熱等級やUA値、C値、耐震性能、換気計画に加えて、 施工品質や建てた後の保証まで総合的に比較してみてください。

HOME BUILDING CONSULTATION

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断熱・気密・耐震・WB工法など、
気になる性能についてご相談いただけます。

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※掲載したC値0.10㎠/㎡は過去の個別測定事例です。 工法や建物条件、測定条件により結果は異なります。 丸和ホームの標準性能・20年瑕疵保険に関する説明は 対象となる新築注文住宅についてのものです。 建売住宅の仕様や保証条件は物件ごとに異なります。

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