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WB工法のメンテナンス費用は?第一種換気とフィルター・故障・交換の手間を比較

公開日:2026/08/18(火) 更新日:2026/08/22(土) 家づくりのことWB工法・空気環境

WB METHOD & MAINTENANCE

WB工法のメンテナンス費用は?
第一種換気とフィルター・故障・交換の手間を比較

家づくりでは建築時の価格だけでなく、
住み始めてから必要になる掃除・消耗品・修理・設備交換も大切な比較項目です。

先に結論

認定仕様のWB HOUSEは、
全館換気設備に関する維持管理の項目を少なくできます。

家全体の換気ファン・熱交換器・ダクト・給排気フィルターの継続的な運転や交換を前提としないため、一般的な第一種換気と比べて、機械設備にかかる費用と日常的な手入れを抑えやすいことが特徴です。

ただし、WB工法も「メンテナンスフリー」ではありません。床下側・屋根側などの通気部材、外部の網目や周囲の状態、レンジフード・浴室換気扇といった局所換気設備、屋根・外壁・防水など、住まい全体の定期確認は必要です。

メンテナンスで比較したい5つの費用と手間

  • フィルターなどの消耗品費
  • 日常的な清掃にかかる時間
  • ファン・モーター・熱交換器などの修理費
  • 10年・20年先の設備交換費
  • 専門業者による点検・清掃の必要性

第一種・第三種換気とWB工法では、維持するものが違う

メンテナンスの違いは、それぞれの換気方法が「何を使って空気を動かしているか」を整理すると分かりやすくなります。

比較項目 第一種換気 第三種換気 認定仕様のWB HOUSE
空気の動かし方 機械給気・機械排気 自然給気・機械排気 透湿壁・壁体内通気
家全体のファン 給気・排気ファンを運転 排気ファンを運転 常時運転を前提としない
フィルター 給気・排気側を清掃・交換 給気口などを清掃・交換 全館換気用フィルターを前提としない
熱交換器 熱交換型は点検・清掃・交換対象 基本的になし なし
ダクト ダクト式では状態確認が必要 方式によって異なる 全館換気用ダクトを前提としない
主な確認対象 フィルター・ファン・熱交換器・ダクトなど 給気口・フィルター・排気ファンなど 通気部材・網目・周辺・局所換気設備

※第一種・第三種換気には、ダクト式・ダクトレス式、熱交換の有無、集中型・個別型など、さまざまな製品があります。実際の清掃方法や交換部品は、採用する製品の取扱説明書・メーカー指定に従います。

WB工法と第一種・第三種換気の違いを詳しく見る →

第一種換気で必要になる手入れ

第一種換気は、機械によって給気と排気の両方を行う換気方式です。熱交換型の場合は、排気する室内空気から熱を回収し、取り入れる外気へ移すことで、換気による冷暖房負荷を抑えやすいメリットがあります。

その性能を保つためには、給排気ファン、フィルター、熱交換器などを適切に維持する必要があります。

給気・排気フィルターの清掃と交換

屋外から取り入れた空気に含まれるほこり・花粉・虫などが付着します。製品指定の頻度で清掃し、汚れや劣化に応じて交換します。

熱交換素子の点検・清掃

熱交換型では、熱を受け渡す部分に汚れがたまらないよう、製品ごとの方法で確認します。水洗いできるもの・できないものがあるため、取扱説明書に従います。

給排気口・本体まわりの清掃

室内側の給排気口や屋外フードにほこり・虫・落ち葉などがたまっていないか確認します。

ファン・モーター・制御部の確認

異音、振動、風量低下、エラー表示がある場合は、修理や部品交換が必要になることがあります。

ダクトや排水部分の確認

ダクト式や結露水を処理する製品では、ダクト内部、接続部分、ドレンなどの確認が必要になる場合があります。

第一種換気は、性能と維持管理をセットで考えます

熱交換や外気フィルターなどの利点がある一方、清掃や交換を続けることで計画した性能を保つ設備です。設置前に、フィルターの価格だけでなく、「自分で清掃できる場所か」「高所にないか」「交換部品を将来も入手できるか」まで確認しておくと安心です。

第三種換気のファン・給気口で必要になる掃除

第三種換気は、給気口から自然に外気を取り入れ、排気ファンによって室内空気を屋外へ排出します。第一種換気より構成が比較的シンプルですが、手入れが不要というわけではありません。

給気口・フィルター

給気口のフィルターには、外気中のほこりや花粉、虫などが付着します。目詰まりすると、計画した量の外気を取り入れにくくなるため、定期的な清掃と劣化時の交換が必要です。

排気ファン・換気グリル

トイレ、洗面脱衣室、廊下などに設ける排気口には、室内のほこりが付着します。ファン内部の汚れ、異音、振動、吸い込みの低下も確認します。

屋外フード

屋外側のフードには、虫、ほこり、落ち葉、雪などが影響することがあります。周囲がふさがれていないか、外から確認できる範囲で状態を見ます。

第三種換気も、ファンを動かすだけでは性能を保てません。

空気の入口と出口を、どちらもふさがないことが大切です。

WB工法で確認する通気部材と住まいの状態

認定仕様のWB HOUSEは、全館換気ファンや熱交換器を常時運転するのではなく、透湿壁と、床下から壁の中、屋根側へ続く通気経路を使って空気と湿気を外へ逃がします。

主な通気部材は、温度変化に反応する形状記憶合金を利用して開閉します。モーターや電気によって開閉する設備ではないため、全館換気設備と比べて、機械部品・消耗品・日常操作を減らしやすいことが特徴です。

確認する場所 確認したいこと
床下側の通気部材 周囲が物や汚れでふさがれていないか、外観上の破損がないか
屋根側の通気部材 落ち葉、鳥の巣、雪、外部からの破損など、通気を妨げる異常がないか
外部の網目・カバー 虫を防ぐ網目に外れ・破れ・著しい目詰まりがないか
室内側の部材 家具や収納物でふさいでいないか、結露・におい・湿気など以前と違う変化がないか
局所換気設備 レンジフード・浴室換気扇・エアコンなどに汚れや異音がないか

通気部材に異常が疑われる場合は、ご自身で無理に分解しないでください。
部材の位置や点検方法は建物の仕様によって異なります。引き渡し時の説明に従い、開閉や通気に異常があると感じた場合は施工会社へ相談します。

日常の手入れを比べると、何が違う?

項目 第一種換気 第三種換気 WB工法
定期清掃 給排気フィルター・本体など 給気口・排気グリルなど 通気部材の周囲・外観確認
消耗品購入 フィルターなど 給気口フィルターなど 全館換気用フィルターは前提としない
運転操作 連続運転と設定管理 連続運転が基本 通気部材は温度変化に反応
局所換気の掃除 必要 必要 必要

WB工法で減らしやすいのは、全館換気設備に関するフィルター交換や機械部品の管理です。キッチン・浴室・エアコンなど、暮らしに使う設備のお手入れは、換気方式にかかわらず必要です。

10年・20年・30年で想定される確認・交換項目

換気設備の寿命や交換時期は、製品、運転時間、設置環境、手入れの状況によって異なります。次の表は、決められた交換時期ではなく、長期の資金計画で確認しておきたい項目を整理したものです。

時期の目安 第一種換気 第三種換気 WB工法
~10年 フィルター清掃・交換、本体・熱交換器・給排気口の確認、異音・風量低下の確認 給気口フィルター清掃・交換、排気ファン・グリル・屋外フードの確認 通気部材の周囲・網目・外観確認、局所換気設備の清掃
10~20年 ファン、モーター、制御部、熱交換素子などの修理・交換可能性を確認 排気ファン、モーター、スイッチなどの修理・交換可能性を確認 通気部材の作動・破損・周辺状態を点検。異常時は施工会社へ相談
20~30年 本体更新、部品供給状況、ダクトや接続部を含むシステム全体の確認 換気ファン・給気口などの更新、後継製品との適合確認 通気経路・専用部材・屋根・外壁・防水を含め、住まい全体を点検

※上記は交換を断定するものではありません。設備の設計標準使用期間、保証期間、部品保有期間、メーカーの点検方法をご確認ください。補修・交換費用は製品や工事範囲によって異なります。

長期コストは、次の5項目に分けると比較しやすくなります

  1. 毎年の運転電力
  2. フィルターなどの消耗品
  3. 定期清掃・専門清掃
  4. 故障時の修理・部品交換
  5. 本体や換気システムの更新

掃除や点検を怠ると、どうなる?

どの換気方法でも、空気の入口・出口・通り道がふさがれると、設計時に想定した働きを保ちにくくなります。ただし、起こり得る問題は方式によって異なります。

方式 手入れを怠った場合 気づきやすい変化
第一種換気 フィルターの目詰まり、風量低下、負荷増加、熱交換性能低下など 異音、エラー、におい、給排気の弱さ、フィルターの著しい汚れ
第三種換気 給気不足、排気能力低下、意図しない場所から空気を引き込む可能性 吸い込みの低下、ファンの異音、給気口周辺の汚れ
WB工法 通気部材や経路がふさがれることで、計画した壁体内通気を妨げる可能性 部材周辺の詰まり・破損、以前と違う湿気・におい・結露など

普段と違う音、におい、湿気、結露、設備のエラーなどは、住まいからのサインです。原因を自己判断して部材を分解するのではなく、施工会社やメーカーへ相談しましょう。

WB工法も「メンテナンスフリー」ではありません

WB工法は、全館換気設備のフィルター交換やファン・熱交換器の維持管理を減らしやすい工法です。しかし、それは家全体のメンテナンスが不要になるという意味ではありません。

WB工法でも必要になる主な確認

  • 通気部材の周囲・網目・破損・詰まり
  • レンジフード・浴室換気扇・エアコンの清掃
  • 屋根・外壁・雨どい・防水の状態
  • 窓・建具・給排水・給湯設備
  • 床下・基礎まわりの湿気や害虫
  • 壁紙を張り替える際の透湿性への配慮

大切なのは、「手入れが必要か、不要か」だけで比較することではありません。どの設備を、どの頻度で、どのくらいの費用と時間をかけて維持するのかを、建築前に確認することです。

メンテナンスを含むWB工法のデメリット・注意点を見る →

丸和ホームは、建てた後も住まいを確認します

住宅のメンテナンスは、住む方だけですべてを判断するのが難しいものです。特に、通気経路、屋根、外壁、防水、床下など、普段は見えにくい部分ほど、定期的な確認が大切です。

丸和ホームでは、お引き渡し後1年・2年・5年・10年、その後も5年ごとの生涯無料点検を行っています。外まわり、室内、建具、水まわり、設備などを確認し、必要に応じてメンテナンスをご提案します。

※点検時期や内容は建物の状況によって異なる場合があります。点検は無料ですが、補修工事・消耗品・部品・設備の交換などが必要な場合は、内容に応じて別途費用がかかる場合があります。

丸和ホームのアフターサポートを見る →

WB工法のメンテナンスについてのよくある質問

Q.WB工法はメンテナンスフリーですか?

いいえ。全館換気設備のフィルター交換、熱交換器、ファンなどの維持管理を減らしやすい一方、通気部材、局所換気設備、屋根・外壁・防水など、住まい全体の定期確認は必要です。

Q.WB工法にはフィルター交換がありませんか?

家全体の機械式24時間換気に使う給排気フィルターの継続的な交換は前提としません。ただし、レンジフード、エアコン、浴室乾燥機など、個別設備のフィルター清掃・交換は必要です。

Q.形状記憶合金を使った通気部材は故障しませんか?

モーターや電気で動かす機械設備ではありませんが、永久に異常が起きないことを保証するものではありません。周囲の詰まり・破損・開閉の異常が疑われる場合は、無理に分解せず施工会社へご相談ください。

Q.第一種換気よりWB工法の方が維持費は安いですか?

WB工法は、全館換気用の給排気ファン、熱交換器、フィルター、ダクトなどの維持を前提としないため、機械設備に関する費用を抑えやすい特徴があります。ただし、第一種換気の機種や交換頻度、建物条件によって実際の差は変わります。

Q.第三種換気にも定期的な費用がかかりますか?

給気口フィルターなどの消耗品、排気ファンの清掃・修理・交換費用が発生する場合があります。採用する製品の交換部品、清掃方法、設計標準使用期間を確認しておきましょう。

Q.WB工法の通気部材は自分で掃除できますか?

外から安全に確認できる範囲で、周囲がふさがれていないか、網目に破損や著しい詰まりがないかを確認します。部材の位置や方法は建物によって異なるため、引き渡し時の説明に従い、分解が必要な場合は施工会社へ依頼してください。

Q.メンテナンス費用は契約前に確認できますか?

確認できます。フィルターなどの消耗品、清掃、修理、部品交換、本体更新を分けて、採用予定の製品ごとに確認することをおすすめします。丸和ホームでは、第三種換気・第一種換気・WB工法の違いを整理してご説明します。

SUMMARY

まとめ|WB工法は、全館換気設備に関する手間と費用を減らしやすい

  • 第一種換気は、給排気フィルター・ファン・熱交換器などの維持管理が必要
  • 第三種換気は、給気口・フィルター・排気ファンなどの清掃と交換が必要
  • WB工法は、全館換気用のファン・熱交換器・ダクト・フィルターを前提としない
  • WB工法でも、通気部材と周辺の定期確認は必要
  • 局所換気設備、屋根、外壁、防水などの手入れは、どの工法でも必要
  • 長期費用は、運転電力・消耗品・清掃・修理・本体交換を分けて比較する

WB工法のメンテナンス面のメリットは、「何もしなくてよいこと」ではありません。空気環境を機械設備だけに頼らないことで、交換するフィルターや機械部品、日常的な手入れを減らしやすいことです。

住宅会社を比較する際は、建築時の価格だけでなく、10年後・20年後に何を交換する可能性があるのか、その設備が故障した時に家の換気がどうなるのかまで確認しましょう。

LIFETIME COST & CONSULTATION

建築費だけでなく、
30年先の交換費用と手間まで比較しませんか?

第一種・第三種換気・WB工法について、
消耗品、電気代、掃除、修理、設備交換を分けてご説明します。

WB工法について相談する 開催中の見学会を見る

※本記事は一般的な第一種・第三種換気と、認定仕様に適合した通気断熱WB工法の維持管理の違いを説明したものです。製品の構成、清掃頻度、設計標準使用期間、部品供給、修理・交換費用はメーカーや建物ごとに異なります。実際の点検・清掃・交換は、取扱説明書と施工会社の案内に従ってください。

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