耐震等級

2022/12/05(月) 家づくりのこと

「耐震等級はいくつですか?」

 

新築をご検討されているお客様からこのようなご質問をいただくことがあります。

 

耐震等級とは地震に対する建物の強度を示すひとつの基準です。現在はランクが3段階に分かれており

 

数字が大きいほど建物の耐震性能が高いです。

 

 

 

ランク毎に耐震性能を比較すると「耐震等級1」とは建築基準法で定められた建物に備わるべき最低限の

 

耐震性能であり、震度6強~7に相当する数百年に一度の大地震に対して倒壊しないレベルです。

 

こちらの基準は建築基準法により定められており、1950年に制定されて以降大地震による被害を受けて

 

何度も改正され、耐震性能が高くなっています。

 

現在の新築に適用される基準は2000年の法改正以降続いており、震度7を2回記録した2016年熊本地震では

 

2000年以降に建てられた木造建築物では調査した301棟のうち無被害181棟、軽微~中破101棟

 

大破12棟、倒壊7棟というデータがあります。(国土交通省 住宅局 「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」)

 

「耐震等級2」とは耐震等級1の1.25倍の耐震性能で震度6強~7の大地震に対して倒壊せず

 

一部の補修程度で住み続けることが出来るレベルです。学校や避難所などの建物に多く採用されています。

 

「耐震等級3」とは耐震等級1の1.5倍の耐震性能で震度6強~7の大地震に対して損傷がないもしくは

 

軽い補修で済むレベルです。消防局や警察署など防災施設の建物に多く採用されています。

 

 

 

丸和ホームでは現在4つの工法の中からメリット、デメリットをお伝えした上でお客様にお選びいただいています。

 

中でも「テクノストラクチャー工法」は木造と鉄骨を組み合わせたハイブリット工法で

 

注文住宅1棟ごとに約440項目に渡る構造計算を行い、大空間×耐震等級3を可能にしています。

耐震性能は住まわれる方の命、財産を守ります。ですが過分な耐震性能により日々の生活が圧迫されてしまう

 

ことがないよう、資金計画を組み立ててご自身に合う工法や住宅会社を検討されてください。

 

家づくりは住み始めてからがスタートです!

 

 

営業 武岡

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